関節リウマチの遺伝的要因
関節リウマチの原因は明らかではありませんが、一部に遺伝的要因が関係していると思われます。
例えば、非リウマチ家系のヒトがリウマチになる確率(疾病率)はわずか0.5%であるのに対し、関節リウマチ患者の兄弟姉妹がそろって関節リウマチになる疾病率は約5%となります。さらに、遺伝子が同じ一卵性双生児では疾病率は15~34%にまで増加します。
しかし、同じ遺伝子でも100%関節リウマチを発症するわけではないので、遺伝という関節リウマチになりやすい個人の持つ素質に加え、その他何らかの後天的要因がプラスされ、はじめて発症する疾患と考えられます。